概要
博物館はバーディン区のグエン・タイ・ホック66番にあるフランス植民地時代の建物です。黄色い外壁と高い窓、瓦屋根が目印で、通りからすぐに見つかります。
ベトナム美術の国家的な基準となる施設です。展示室はおおむね年代順に並び、先史時代の青銅器から村の工芸、近現代の作品へと歴史をたどれます。
見どころ
まずは初期の展示室へ。古代の青銅器や石彫、寺から集められた木造の仏像があり、多臂の観音菩薩像も見られます。
2階の近代絵画の展示室が最大の見どころです。トー・ゴック・ヴァンが1944年に描いた「百合のそばの少女」は、ベトナムで最も有名な絵画ともいわれます。ベトナム絹絵の父と呼ばれるグエン・ファン・チャイン、グエン・ザー・チーの漆絵、ブイ・スアン・ファイの旧市街の街並みもここにあります。
民族美術にも時間を残しましょう。ドンホー版画や陶磁器、プロパガンダポスターがあります。ミュージアムショップでは正規の版画を販売し、書店にはポスター美術の書籍がそろっています。個人作家やテーマ別の企画展も入れ替わりで開催されます。
訪れる時間帯
午前早めに到着するのがおすすめです。ツアー団体は遅めに来ることが多く、午後には上階が暑くなります。
下記の実用情報にある週1回の休館日を踏まえて予定を組みましょう。見学の大半が屋内なので、雨の日や非常に暑い日にも向いています。
周辺スポットとの組み合わせ
文廟は通りの真向かいにあるため、両方を合わせて訪れる人がほとんどです。2か所で約2時間を見ておきましょう。
ハノイ国旗塔は約0.4km、バーディン広場は約0.7km、大統領官邸と高床式住居は約0.9kmです。クアンスー寺は東へ約1.1km。涼しい季節なら、これらを半日で巡る周遊コースも歩けます。