どんな場所か
寺は玉島に建ち、ハノイの旧名タンロン(昇龍)の四守護寺のひとつです。学者や武将、なかでも民族の英雄チャン・フン・ダオや文神を祀っています。
湖そのものが有名な伝説と結びついています。勝利のあと、王の魔法の剣を巨大な亀が取り戻したとされ、湖の南寄りに立つ亀塔がその場所を示しています。寺はこの物語を、勝利にゆかりのある学者や武将たちへとつないでいます。
見どころ
まずは岸から。筆先を頂いた石塔の筆塔と、硯を刻んだ門が、橋を渡る前から学問の気配を漂わせています。
テフック橋は誰もが撮りたい被写体。赤い木のアーチは、東岸からの朝の光を受けた姿や、寺側から静かな水面に映る姿が美しく見えます。
境内では、2016年に死ぬまで湖に生息していた巨大なスッポン、クー・ルアを収めたガラスケースに注目してください。動物の大きさが実感できます。中庭では線香の煙が祭壇の上を漂い、しばし時を忘れられます。
訪れるならいつがよいか
早朝が最も静かです。地元の人々が岸辺で体操や太極拳をしており、橋に当たる光も柔らかです。夕方も心地よく、湖の灯りがともり、週末は寺の開館時間も延びます。
大きな祝祭の時期には橋が完全に通行止めになることがあるため、祭りが重なる場合は別の日を選びましょう。
周辺の見どころと組み合わせる
湖を一周する散策に自然に組み込めます。橋を渡って戻り、亀塔の横を南へ進み、西岸沿いに戻るコースです。立ち寄りを含めて約90分を見ておきましょう。
絹織物で知られるハンガイ通りは約0.2km。修復されたチューブハウス、マーマイ87番の古民家は約0.5kmです。もうひとつの守護寺バクマ寺は約0.6km、紙製品や祭具が並ぶハンマー通りは約0.7kmの距離にあります。