マーマイ通り87番の古民家とは
典型的なハノイのチューブハウスで、通りに面した間口は狭く、奥へ長く深く続く造りです。商家がこの形を選んだのは、店先が貴重だったためで、家は横ではなく奥へと広がっていきました。
建物は丁寧に修復されており、旧市街の家の全体構成をじっくり見られる貴重な機会です。普段は店の入り口からちらりと覗けるだけの世界です。
内部の見どころ
まずは通りに面した手前の部屋から。かつて家族が商いをした場所です。そこから奥の部屋へ進みながら、吹き抜けの中庭が光と風をどう取り込んでいるかに注目してください。この中庭があるからこそ、長く暗い敷地でも暮らせるのです。
濃い色の木の骨組み、梁、彫刻の細部を見て回りましょう。2階では、伝統的な家で最も大切な空間である祖先の祭壇に目を向けてください。急な階段、家具、部屋から部屋へのつながり方など、小さなものにも時間をかけて。
訪れる時間帯
午前中や夕方遅くは比較的落ち着いており、中庭は柔らかな光の中で最も美しく見えます。部屋は狭いので、同じ時間に団体と重なると混み合って感じられます。その場合は数分待てば人の流れは引きます。
開館時間は確認されていないため、訪れる前に入口で確かめるか、宿泊先で尋ねてください。
周辺スポットとの組み合わせ
旧市街の散策に無理なく組み込めます。市内最古の寺と言われるバクマ寺はハンバック通り沿いで約0.3km、夕方遅くは静かです。現存する最後の旧市街の門、オークアンチュオン門は約0.2kmです。
紙製品や飾りで知られるハンマー通りは約0.5km。締めくくりにホアンキエム湖まで歩き、テフック橋を渡ってゴックソン寺へ。こちらも約0.5kmです。湖を一周すると1時間ほどかかります。